エビとカラス

『エビとカラス』

概要

『エビとカラス』は、まんが日本昔ばなしで放送された日本の民話です。貧しい旅の老婆が、助けを求めたエビに報奨としてもらったものを、欲深いカラスが奪い取ろうとするお話です。

あらすじ

  • 貧しい老婆の旅
    ある貧しい老婆が旅をしています。老婆は道に迷い、お腹が空いてしまいます。

  • エビとの出会い
    老婆は小川にたどり着き、助けを求めます。すると、一匹のエビが老婆の気を引き、老婆を背中に乗せて川を渡らせてあげます。

  • 報奨金の受け取り
    エビはお礼に、「川底の泥を全部すくい取って確かめてみてほしい」と言います。老婆が川底の泥をすくい取ってみると、美しい玉がたくさん出てきました。

  • カラスの到来
    エビが老婆に玉をあげたところ、それを目撃していたカラスが飛んできて、老婆から玉を奪おうとします。

  • 老婆の知恵
    老婆はカラスの知恵と欲深さを利用して、こう言います。「この玉は、お前の持っている小石よりもずっと貴重だ。一つ交換してみないか?」

  • カラスの愚行
    カラスは老婆の言葉を信じ、自分の持っていた小石を老婆の玉と交換してしまいます。

  • 老婆の勝利
    老婆はカラスの小石を捨て、玉を持って旅を続けます。一方、カラスは自分がだまされたことに気づき、ひどく後悔します。

教訓

  • 善行は報われる
    老婆は困っているエビを助けたことで、美しい玉という報奨を受け取りました。
  • 欲深さは身を滅ぼす
    カラスは欲深さのために貴重な小石を失い、老婆にだまされてしまいました。
  • 知恵は力
    老婆は知恵を使って、カラスの欲深さを利用して玉を守りました。