あらすじ
貧しい爺さんが、山でネズミを捕まえ、自宅に持ち帰ります。ネズミは意地悪でずる賢い性格で、爺さんの心優しい性格を利用して、だまそうとします。
主な登場人物
- 爺さん: とても貧しく、心優しい性格の老人。
- ネズミ: 意地悪で狡猾なネズミ。爺さんをだまそうと企んでいます。
物語の展開
- 爺さんが山でネズミを捕まえ、家に持ち帰ります。
- ネズミは、自分がお釈迦様の使いだと嘘をつき、爺さんに優しく扱われるよう要求します。
- 爺さんはネズミの嘘を信じて、おいしい食事や着物を与えます。
- ネズミは、さらに多くの食べ物や金銀財宝を要求し、爺さんは貧乏になるまで貢ぎます。
- ついに、爺さんが何も持っていないと分かると、ネズミは本性を現し、爺さんを捨てて逃げ出します。
- 爺さんは、ネズミの嘘にだまされたことを後悔し、自分の心優しさに泣きます。
教訓
この話は、次のような教訓を伝えています。
- 人を信じる前に、その人の本性を見極めることが重要。
- 騙されやすい人は、ずる賢い人に利用されやすい。
- 過信は危険につながる。
- 心の優しさは大切だが、騙されやすさにつながることもある。
その他
- この話は、室町時代の説話集「日本霊異記」に収録されている説話を基にしています。
- 物語の結末は地域や語り手によって異なる場合があります。
- 「ねずみと爺さ」は、まんが日本昔ばなしで最も有名なエピソードの一つです。