ふとんの話

あらすじ

『ふとんの話』は、まんが日本昔ばなしの第38話で放送されたエピソードです。

ある村に、お金持ちの旦那と貧乏な若者が住んでいました。お金持ちの旦那は、裕福な暮らしを送っていましたが、裕福でない若者は、貧しい生活を送っていました。ある日、貧乏な若者は途方に暮れていました。雨で体がずぶ濡れになってしまい、どこにも行くところがないからです。すると、お金持ちの旦那が若者に声をかけ、家に入れてくれました。

旦那は若者に暖かい布団を提供し、食べ物を与えました。若者は旦那の親切に感謝し、翌朝には家を出ました。その後、若者は一生懸命働き、お金を貯めていきました。

数年後、若者は裕福な商人になりました。彼は、かつて自分を助けてくれたお金持ちの旦那の家を訪ね、感謝の気持ちを伝えました。すると、旦那は若者に言いました。

「貧しいときに使った布団を返してくれ」

若者は困惑しましたが、旦那に布団を渡しました。すると、旦那は布団を開き、中からたくさんの金貨を取り出しました。旦那は、若者が貧しかったときに、布団の中に金貨を隠していたのです。

若者は、旦那の親切に感銘を受け、それからはさらに一生懸命働きました。貧しい人々を助けるようになり、村一番の裕福な商人となりました。

教訓

この話は、親切が巡り巡って自分自身に返ってくることを教えています。また、貧しい者でも、一生懸命働けば成功することができるということを示しています。