まんが日本昔ばなし『三合ばば』
あらすじ
昔、貧しい村に三合ばばという老婆が住んでいました。三合ばばは、いつも三合(約540グラム)のお米しか食べず、その余った米を飢えた人々に分け与えていました。ある日、旅の僧が村を訪れ、三合ばばの善行を聞きました。
僧は三合ばばにこう言いました。「あなたの善行は素晴らしい。仏様に感謝の気持ちを込めよう」そして僧は、三合ばばに「南無阿弥陀仏」と唱えるように教えました。
三合ばばは、僧の教えの通り毎日「南無阿弥陀仏」と唱えていました。するとある日、仏様が現れ、三合ばばに「あなたの善行に報いましょう」と言いました。
仏様は三合ばばに、無限に米が出る「宝のつづら」を与えました。三合ばばは、それからは村人たちに惜しみなく米を与え、村全体が豊かになりました。
登場人物
- 三合ばば: 貧しいながらも善行を積む老婆
- 旅の僧: 三合ばばの善行に感銘を受ける
- 仏様: 三合ばばの善行に報いる
教訓
- 善行は必ず報われる
- 感謝の気持ちを持つことの大切さ
- すべての人は平等であり、助け合うべき
その他
- この物語は、日本の昔話「三合坊主」を原作としています。
- 実在の人物である「三合ばば」についても伝えられています。
- 三合ばばは現在も、日本各地の寺や神社で祀られています。